枚方家具団地を盛り上げ、地域の活性化を目指している家具団地創再生支援ネットワークによる、
第1回
リスキング枚方家具団地アカデミー
が、10月29日にスイスホテル南海大阪で開催されました。
枚方家具団地で事業を展開されている方々へ向けて開催される、実際の会社経営に役立つセミナー。
講師は元大阪大学大学院経済学研究科准教授で、現在は『やさしいビジネススクール』の学長である中川先生です。
講師
中川 功一 氏
経営学者、やさしいビジネスラボ代表取締役
1982年生まれ。2004年東京大学経済学部卒業。 2008年同大学大学院経済学研究科博士課程修了 経済学博士(東京大学)。 大阪大学大学院経済学研究科准教授などを経て独立し、現職。
オンライン経営スクール 「やさしいビジネススクール」 学長。
専門は経営戦略、 イノベーションマネジメント。 「アカデミーの力を社会に」 を使命とし、 経営ス クールを軸に、研修・講演、 コンサルティング、書籍や内外のジャーナルへの執筆など、 多方面にわたって経営知識の研究普及に尽力している。
YouTube チャンネル「中川先生のやさしいビジネス研究」では、 経営学の基本講義とともに、最新の時事解説のコンテンツを配信。
実際に枚方家具団地で商売を構える方々の事業活性化のため、実践的な経営学をベースに、マーケティングや数値管理、外部ゲストからの経営情報など、すぐさま活用できるセミナーとなっています。
プレセミナーのようすはコチラ↓
そんなアカデミーの本開催が毎月1回(全6回)決定!(2025年3月まで)
今回は第1回のようすをお送りします。
経営って?経済って?
実は「経営」という言葉は仏教から、「経済」は儒教からきた概念なんだそう。
(例:経典、読経、写経、経世済民)
経営学:会社組織をどうやったら人々のために動かしていけるか
経済学:社会全体をどうやったら上手く回していけるか
経営と経済それぞれの学びが大事だということを、中川先生が柔らかな説明で徐々に紐解きます。
お話はこれからアカデミーで学んでいく「経営」について。
ドラム式洗濯機や、パナソニックホールディングスの創業者 松下幸之助の言葉などを事例に深掘りしていきます。
事業とは、人々に新しい価値を提供し社会の価値に貢献すること(誰かを幸せにすること)
売上とは、誰かの人生に貢献できた時に起こるもの
経営の第一の役割は、社会に価値を提供し利益を上げること
実践タイム!
こちらは実践タイム。
「パーパス経営」の手法を使って、参加者の皆さんそれぞれの事業の原点を探ります。
パーパス経営のきっかけとなった、サイモン・シネックの提唱する「ゴールデンサークル」↓
皆さんそれぞれの事業について、ゴールデンサークル内の
・誰に(Who)
・何を(What)
・どのように(How)
・何のために(Why)…パーパス
を整理していきます。
例えば「誰に(Who)」は、年齢層、性別、家族構成、所得、なにに憧れて、どんな悩みがある人なのかなどなど…どんな方に貢献したいか具体的に定義します。
整理ができたらグループ内で発表へ。
誰に(Who)、何を(What)、どのように(How)を整え、改めて1番中心となる何のために(Why)を問い直し、さまざまな人と語り合うこと。
これにより競合他社との棲み分けはもちろんのこと、
自己承認や他者承認が得られたり、自分自身の思いを再確認したり、他社への敬意を感じたりすることができると、中川先生ご自身の事例をもとにお話しくださいました。
「自己の原点がどこにあるのか、今ここでなぜこんなことをしているのか、振り返っていくことが経営のスタート地点」
自らの熱意や思いを人に話すのは少し照れくさいですが、参加者の皆さんの活き活きとした表情が印象的な時間でした。
ここで第1回は終了!
こんな感じで毎月1回のアカデミーが開催されます。
アカデミーではだけでなく、
・毎週1本(15分程度)の経営学講義のご提案
・レポート課題に挑戦 →アカデミーの場でフィードバック
も合わせて行い、経営を継続的に学ぶ流れを作っていきます。
枚方家具団地の皆さんで取り組むアカデミー、今後もお楽しみに!