より魅力的に家具を演出する!インテリア講座「テーブルセッティング編」のようす

6月19日、ワンポイントインテリア講座「テーブルセッティング編」インテリアモリタで行われました。

ワンポイントインテリア講座
より魅力的な家具の演出「ホームステージング」への活用を目的に、枚方家具団地協同組合で始まった取り組み。
協同組合加盟店を対象に今後も開催を予定しています。

ホームステージング
販売中の一軒家やマンションの室内に家具やインテリアを設置し、まるでモデルルームのように室内を飾り、演出する販売促進サービス

枚方家具団地のホームステージングについてはこちら↓

枚方つーしん
プロの家具屋さんが物件をフルコーディネート!枚方家具団地で新しく始まったホームステージングってなに?... のお店が新たな取り組みをスタートさせました! 何もないガラーンとしたお家を… お家全体をプロの家具屋さんがオシャレな家具とインテリアでフルコーディネート! そう、枚...

それでは、第1回「テーブルウェア編」のようすをご紹介します。

今回の講座はインテリアモリタ店内で開催されました。

講師は株式会社すまいごこち 代表 矢野万里絵さん。

矢野 万里絵さん

株式会社すまいごこち 代表。
さまざまな家具・インテリアメーカーと協業し、リフォーム物件や賃貸住宅のコーディネートを行う。
SNS発信力も長け、Instagramフォロワーは1.4万人。

一般社団法人 日本ホームステージング協会 認定講師
/宅地建物取引士/マンション管理士/ホームステージャー

まずはホームステージングの意図をはじめ、テーブルセッティングについての講義を受けます。

ホームステージングの意図
お客様に
・この物件で暮らしている自分
・この家具を使用している自分

をイメージしてもらうこと

これにより、
・商品である家具の印象が残る
・店内の滞在時間が長くなる
・購買に前向きになってもらえる

という効果が期待できます。

テーブルセッティングの基本
テーマ・コンセプトを決める(ターゲット設定)
各アイテムの数量を調整する
フォーカルポイントを決める(アクセントカラーなど一番目立つもの)
素材・色のバランスを考える(同系統・ミックススタイル)
平面×高さで考える

テーブルセッティングの活用アイテム例↓

プレート・カトラリー・グラス・カップ・ランチョンマット・クロス・ボード・トレー・瓶・ドリンクボトル・木の実・枝もの・キャンドル・洋書のレシピ本・観葉植物・調理用品

テーブルセッティングの工夫
・重ねる
・まとめる
・3点配置(三角配置)
・余白

奥深いテクニックの数々は、このあとの実技を通してご紹介していきます。

講義後は店内のテーブルと食器棚を使って、テーブルコーディネートを実践。

値札などをすべて取り除いたテーブル周りがこちら↓

今回はインテリアモリタ スタッフさんを含む参加者4名が、男性・女性に分かれて挑戦しました。

ターゲットとするお客様やテーマ・コンセプトを考え、店内からアイテムを探して配置を決めていきます。

矢野先生もタイミングをみてヒントを出しつつ、見守ります。

各チームのコーディネートはこちら↓

女性チームは、20〜30代夫婦+未就学児の子育て世帯をターゲットに、白・黄色・緑のカラーでナチュラルにまとめました。

矢野さん

カーテンを通して、柔らかく自然光が当たっているのが良いですね。

もっとアイテムを増やして、盛り盛りさせても良さそう。

続いて、男性チームのコーディネート↓

ターゲットは、子どもの手が離れた60代夫婦
郊外に購入したお家での落ち着いた暮らしをイメージしました。

フルーツバスケットをメイン(フォーカルポイント)に、シルバー・ブラウン・グリーンシックにまとまっています。

矢野さん

シルバーが入ることで、夏らしく涼やかな季節感が出ているのが良いですね。

濃淡が異なる木の色は、統一した方がより素敵になりそうです。

矢野さん

フェイクの本を重ねて、観葉植物に高さを出しているところもナイスです!

講評後は矢野先生からのアドバイスを踏まえつつ、参加者も交えてさらにコーディネートを改良していきます。

矢野さん

ポイントごとに細かくまとめながら、バランス良くアイテムを増やしてみましょう。

Beforeからの比較↓

もう一方のチームのコーディネートも、さらに一手間加えていきます。

矢野さん

こちらはアイテムを厳選して、「余白」を増やしました。

矢野さん

同じアイテムが足りない場合は、対角線上に配置するのがオススメです。

Beforeからの比較↓

店頭での演出だけでなく、SNS発信時の「見せ方」もレクチャーしていただきました。

矢野さん

撮影時にどこを切り取るかで、コーディネートの見え方も変わります。

何を伝えたいか必要な画像構成などを意識して撮影してみましょう。

矢野さん

バランス良く見える3点配置(三角配置)も、上から見たときや、横から見たときなど複数の視点を意識することが重要になってきます。

最後に矢野先生と参加者の全員で、講座を振り返ります。

基礎知識を踏まえた実技を行うことで、コーディネートのイメージがより具体的なものに近づいたのはもちろんのこと、

アイデアを吸収し合ったり、さらに追加したいアイテムについて話し合ったり、参加者同士の交流が生まれたのが今講座の魅力となりました。

講座は今後も開催予定なので、今後の店舗でのコーディネート演出や、ホームステージングへの活用が楽しみです!

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