アナタのお家に長年使って傷んでしまった家具ありませんか? ココにも傷んでしまったイスが1脚… 座面は裂けて破れ、 裏面も布が剥がれてしまっています。 このイスは「枚方つーしん」のカトゥー@ひらつーのイス。 カトゥー:「祖母が使っていたこのイス…こんなにボロボロになってしまったらもう使えないなぁ…でも思い入れのあるイスだし、修理できないかなぁ…」 カトゥー:「ん?そういえば枚方の家具団地に家具を修理してくれるお店があったような…」 ということでやってきたのは、枚方家具団地にある、 家具町工房です。
家具町工房
▶︎営業時間 10:00 〜 18:00
▶︎定休日 火曜日(その他不定休)
▶︎電話番号 072-864-2372
▶︎住所 枚方市長尾家具町2-5-9
▶︎駐車場 あり(ハーモニックハウスと共用)
▶関連リンク 公式ホームページ
▶地図
建物の中へ入ると、作業場になっており、器械や修理を待つ家具が並んでいます。
コチラのキャビネットはガラスが割れてしまった模様。
カトゥーのイスの修理を請け負ってくれたのは家具町工房の斉藤さん。
以前の記事でも登場してもらっています ↓
【イスは最小の建築物!?どういうことなのかプロに聞いてきた!】より
カトゥー:「修理できそうですか…?(恐る恐る)」
斉藤さん:「なかなか使い込んでるね。でも骨組みはしっかりしてるから張り替えだけで大丈夫だと思うよ。」
ということでイスの張り替え修理をしてもらうことに。
さっそく工房の中で作業の様子を見せてもらいましょー!
改めて今回張り替えをしてもらうカトゥーのイス。
パッと見ただけだと、問題があるのは表面の破れだけのようですが…
裏返してみると、お尻を支えるウェービングベルトもダルダルに伸びきっていました。
これでは座り心地は良くありません。
このベルトも交換が必要です。
それではまずは表地を剥がしていきます。
工具を使ってタッカーの針をひとつひとつ丁寧に抜いていきます。
表地が剥がれたら、ウレタンのクッションも剥がします。
ウレタンは2層。
どちらもだいぶヘタってしまっていました。
ウレタンを剥がすと現れたベルト部分。
こうやって見るとたるんでしまっている様子がよくわかります。
ベルトもひとつひとつ針を抜いていきます。
背もたれも同様に表地とウレタンを剥がします。
こうしてウレタンなどを剥がし終わり…
フレームのみになったイス。
めっちゃスッキリしましたね。笑
フレーム自体にガタは来ていないのでこのまま使用します。
それではまずはウェービングベルトを張っていきます。
ベルトはイタリア製の丈夫なものを使用。
一本一本の張り具合が変わってしまうと座り心地が悪くなってしまうので、職人さんの感覚で均一になるように張っていきます。
今回は「指3本分伸ばして張っている」とのこと。
イスによって適切な張り具合は違ってくるのでこればっかりは職人さんの感覚次第…さすがです!
互い違いになるように張っていき、
あっという間に張り終わりました!
見た目にも何とも美しい仕上がりですね。
元々はベルトの上に直接ウレタンが張ってありましたが、耐久性が落ちてしまうので、間に一枚布を追加します。
ただ家具を元通りにするのではなく、元よりもイイものに仕上げることを心がけているそうです。
布を張り終えた状態のイス。
裏面から見てもキレイな仕上がり。
張り替え前とは大違いです!
続いてはいよいよ表地の張り込み…
かと思ったのですが、コチラはウレタン用の型紙を取っていた模様。
型紙に合わせてウレタンをカットしていきます。
と、何やら端の部分を手作業でナナメにカットしています。
コチラのウレタンもナナメにカット。
切り出されたウレタン。
周囲がナナメにカットされ、台形になっています。
なぜこのような形状にしたんでしょうか?
う〜ん、気になる…。
とっても気になるのですが、続きはまた来週!!
次回の記事ではいよいよイスの張り替え作業の仕上げに入っていきます!
はたしてカトゥーのイスはどんな仕上がりになるんでしょうか?
お楽しみに〜!
家具町工房
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▶︎定休日 火曜日(その他不定休)
▶︎電話番号 072-864-2372
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